一眼カメラの撮影方法(ニコンD800)

ここ数年、撮影機材として、一眼カメラを使うことが増えました。私もニコンのD800とD600を所有しております。

D800とD600はフルサイズのカメラなので、そこそこの値段はしますが、5万円以下のカメラでも十分に動画撮影が楽しめるので、一般の方もホームビデオ感覚で一眼カメラを使っているようです。

そんな方々によく質問されるのが、撮影方法(カメラの設定)です。私も一眼カメラを使い始めた当初、いろいろな方のサイトで情報を集めたり、友人のカメラマンに聞いたりして、現在のスタイルを身につけました。

今回はD800を使った設定方法を紹介しますが、スイッチの位置こそ違え、手順はどのカメラも同じなので参考にしてください。


①動画の設定を確認する

はじめに「動画の設定」を確認します。D800の場合、「MENU」スイッチを押して、液晶にメニューを表示。「カメラマーク」を選択し、表示された項目の一番下に「動画の設定」があります。

メニュー設定

 

「動画の設定」を開くと、4つの設定項目がありますので、目的にあった設定にしてください。私は通常の撮影では「画像サイズ/フレームレート」は「1080/30P」、「動画の画質」は「HIGH」「録音設定」は「A(オート)」、「動画記録先」は「SD」に設定しています。

メニュー設定2


②撮影モードを「マニュアル」にする。

まず、「撮影モード」をマニュアルにします。
D800は上部のパネルに『M」と表示されます。

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私が所有するもう1台のカメラD600は回転ダイヤルなのでわかりやすいです。

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次に「フォーカス」をマニュアルにします。カメラ本体とレンズにそれぞれ切り替えがあります。

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③絞り(F値)を決める

絞り(F値)を決めます。
普段、ビデオカメラで撮影しているカメラマンは、この段階で絞りを決めることに抵抗を持つことが多いようです。しかし、一眼レフで写真を撮り慣れた方はさほど抵抗がないのではないでしょうか。
ビデオカメラでは絞りは主に明るさの調整に使用します。
一眼レフはビデオカメラに比べ、絞りの変動で被写界深度(フォーカスのあう範囲)が大きく変わります。一眼レフ動画の醍醐味はこの特性を利用したぼけあしの表現です。明るさの調整は「ISO感度」の設定に任せ、ぼけあしの表現を優先しましょう。
もちろん、液晶画面を見ながら後から変更してもかまいませんが、この段階で決めておくとスムーズです。慣れてくると絞りでぼけあしが想像できるようになります。

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④液晶画面に表示

写真の右の丸のなかにある「LV(ライブビュー)」スイッチ押し、液晶画面に映像を表示させます。このとき、「LV(ライブビュー)」スイッチのダイヤルが、写真機ではなくビデオカメラのイラストを選択していることも確認してください。

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⑤シャッタースピードを選択

シャッタースピードを50〜120の範囲で選択します。
50以下にすると、スローシャッターで残像のある映像に。120を越えるとパラパラとした映像(水しぶきを撮るときなどは効果的ですが)になってしまいます。
また、蛍光灯のある部屋で撮影するとき、東日本は50ヘルツですので、その倍数の50か100に。西日本は60ヘルツですので、倍数の60か120に設定すればチラつきは抑えられます。


 

⑥ISO感度を設定

液晶画面を見ながら『ISO」を変更し、適正な明るさの感度を選択します。
ビデオカメラでいうゲインのようなものですが、ノイズは少なくD800の場合、ISO2500くらいまでであれば違和感はありません。
逆に屋外では感度の最も低いISO100にしても、明るすぎてしまいますので、NDフィルターを使用し調整してください。

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⑦ホワイトバランス(色温度)を設定

ホワイトバランスの調整方法は、オート、プリセットから選択、白紙などを撮影しての調整、カスタムで数値を設定があります。
白紙などを撮影しての調整が一番正確なのですが、あえて少し赤くしたい、青くしたいというケースが多いので私はカスタムで調整しています。液晶画面を見ながら、適正な色温度を選びます。メニュー内の「ホワイトバランス」ではさらに細かく設定ができます。例えば、蛍光灯は緑(G)の発色をしており、通常のホワイトバランスの調整では消せません。詳細でマゼンダ(M)を足すことで消すことができます。
また、オートは1つのカットの中で、色が変わってしまうので避けたほうがいいでしょう。

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以上で、設定は完了です。撮影ボタンを押して撮影を楽しみましょう。