フルフレームの4K動画対応!! ニコンD850

ニコンはライバルのキャノンに比べて宣伝がヘタなのではと、前々から感じておりましたが、今日、カメラ販売店でなにげなくカタログを手にとり、それが確信にかわり怒りすら覚えました。「しっかりしろ!宣伝部」と。

手に取ったカタログは9月8日に発売される「D850」。

ハイアマチュアやプロに使用されるD800の流れをくむカメラで、キャノンの5Dシリーズのライバルに位置します。

カタログをめくり、飛び込んできたのは「有効画素数4575万画素」という情報。私の場合、写真は趣味程度です。ポスターに使うような画質は必要ないので、ここはスルーです。

私が気になる動画の情報は36ページあるカタログの26ページ目にやっと登場しました。

見出しは「臨場感あふれる描写力。さらなる進化を遂げた動画性能。」。

新機種が出るたびに使いまわしができそうな、何かを言っているようで、何も言っていない見出し。今回も大した進化はないのかと、ページを閉じかけました。

しかし、その下の小見出しのなかに『フルフレームの4K動画対応』と。

「これを待っていたんですよ。ニコンさん。もっと大々的に広めましょうよ。」

「D500のときはもっと『4K対応』を売りにして、結果がっかりさせたじゃないですか。」

私は心の中で叫びました。

『フルフレームの4K動画対応』の何がすごいのか。

それはレンズの性能をあますことなく活かせるということです。

ライバルのキャノン5DMK4。こちらはどうやらクロップされるようなのです。カタログを見ても、その情報がどこにあるのかわからないのですが、レビューなどをみると1.74倍になるようなのです。

どういうことかというと、標準とされる50ミリが、1.74倍の87ミリの画角になってしまいます。これはまだいいほうです。

私が酷評するニコンD500。

APSCサイズのカメラなのですが、動画撮影時はさらに約1.5倍にクロップされます。

フルフレームの50ミリが、APSCの場合は約1.5倍になりますので、約75ミリ。

D500の4Kはさらに約1.5倍にトリミングされるため、約110ミリ。

全然、違う画角になってしまいます。

狭い室内の撮影で、わりと使う20ミリ程度のレンズ。これに至っては同じ画角を作れるレンズが発売されてさえいません。

また、一眼レフの特徴でもある深いぼけあし。これもフルフレームのほうがより表現できます。

こんなにすごいことなのに、おそらく先にソニーがフルフレーム4Kを発売しているからでしょう。なんとも控えめな宣伝です。

発売はまもなく。テレビCMなどで大々的に宣伝をし、ニコンを愛用する動画カメラマンの仲間が増えればいいなと願っています。

SDカードは絶対、サンディスク?

こちらは私のSDカードケース。

ケースのナンバー通り、左側に1~9番目まで、右側に10~18番目まで購入順に並んでいます。

これを見れば一目瞭然で、左はすべてサンディスク、右はすべてトランセンドです。

つまり私はある一時期までは、サンディスク至上主義でした。そして、あるときを境に変わったのです。

今回は私の機材遍歴とともに、SDカードに対する考え方の変化を紹介します。

№1-4 Sandisk Extreme 32GB

panasonic HMC155で使用するために7、8年前に購入しました。当時はまだテープ収録が主流。データ収録にそもそも不安があったので、店員の勧めもあり、信頼度の高いサンディスクを選びました。1枚およそ1万円でした。

その後、一眼レフでの撮影が流行します。私も2012年にニコンのD800とD600を導入します。

その際に№5~9のカードを購入しました。

№5 Sandisk Extreme 8GB

音声を収録するPCMレコーダー用に購入しました。容量が大きいと読み込みに時間がかかるレコーダーもあったため、あえて8GBを購入しました。

№6-7 Sandisk Extreme 32GB(並行輸入品 金色)

この2枚が曲者でした。サンディスクだし、金色で高級感があるし、さらに通販サイトで約3000円とお手頃だし、という理由で、2枚同時購入。ところが、D800、D600ともに小さなトラブルを頻発。HMC155で使おうと試みましたが、こちらでも認識できないトラブルが。仕事で使うことはあきらめ、プライベートでの写真撮影にのみ使っています。

ちなみに№1-4は一眼レフでも問題なく使えています。

№8-9 Sandisk Extreme Pro 32GB&64GB


№6と№7に不具合があったため、仕方なしにその上位品を購入。今度は大手家電店で2枚で3万円ぐらいしました。

ここが自分の中での転機になりました。

他メーカーの品質も向上し、値段も安く提供されています。サンディスクにこだわる必要があるのだろうか。

友人カメラマンの話やレビューなどを参考にし、トランセンドの購入に至ります。

購入後は、カメラとの相性を徹底的にチェック。問題がないことを確認し、№10-14を段階的に購入しました。

ちなみに、購入した1枚は、2年ほど使ったあとに、カメラで認識しづらくなるというトラブルが発生しましたが、メーカーに問い合わせたところ、すぐに新品に交換してもらえました。

№15-18は、4K収録のためのUHS3対応のSDカードです。

サンディスクのSDカードは信頼性が高く、高パフォーマンスです。

私が失敗した製品も日本市場向けのものを購入していれば、トラブルを回避できた可能性が高いのも事実です。

しかし高品質の製品を安価で買えることもあるので、他メーカーに目を向けてみるのもいいのではないでしょうか。

次回に、SDカードの選び方について記事を書かせていただきます。


Blackmagic Video Assist(ブラックマジック ビデオアシスト)

先日、利用して購入を検討しているのが、「ブラックマジック ビデオアシスト」です。

models-jp

モニター一体型のポータブルレコーダーで、これまでにも他社から同等の製品は発売されていましたが、後発の製品ということもあり、いろいろ優れた点がありました。私が魅力を感じた点についてまとめさせていただきます。

魅力1:モニターがきれい

これまで、私が使用したことのある他社製品のモニターは、収録内容を確認できる程度で、撮影補助(フォーカスや色確認)には使えませんでした。この製品にはピーキング機能などもあり、フォーカス合わせが容易にできます。また、7インチモデルであれば、スタッフやクライアントの確認用モニターとしても十分に対応できると思います。

魅力2:SDカード収録

SDカード収録には、利点と欠点があると思います。

まず利点をあげると「軽い」「交換が楽」「メディアが比較的簡単に手に入る」。メディアの重量がSSDやHDDより軽くコンパクトなので、カメラに取り付けて使う場合に負担になりません。交換はわずか数秒。7インチモデルは、2スロットあるので、交互に入れかえれば映像のとぎれなく収録できます。メディアも大型電機店などで手に入ります。

欠点は「すべてのSDカードで使えるわけではない」「容量が少ない」「高い」。メーカー推奨のSDカードを使わないとコマ落ちをします。実際に今回の撮影で、プロダクションが用意したSDカードを使用したところ、コマ落ちし、急遽、大手電機店へ買いにいくトラブルがありました。メーカー推奨のうち大型電機店で販売していたのは「サンディスクのエクストリームプロ」128GBが2万4000円、64GBが1万2000円でした。SSDの512GBが約2万円で買えることを考えると高価です。

※通販サイトで、並行輸入品を探せばもっと安く買うこともできます。

魅力3:独自でオーディオ収録ができる

私が魅力を感じている最大のポイントはここかもしれません。私は一眼レフで撮影することが多いのですが、通常、音声はPCMレコーダーで映像とは別に収録して、編集時に映像と音声を合体させています。一眼レフは最長でも30分程度しか収録できないため、長時間のインタビューで外部レコーダーを使うこともあります。しかし収録できる音声はカメラから映像と一緒に送られてくる音声だけなので、使用する音声はやはりPCMレコーダーに別収録していました。ビデオアシストはカメラを経由しない音声を直接収録できます。つまりPCMレコーダーも不要になりますし、編集時に音声と映像を合体させる手間もなくなります。

※メーカーHPによると7インチタイプのみの機能のようです。

ビデオアシスト2

 

魅力4:価格

5インチのフルHD収録タイプが実売5万円。7インチの4K収録タイプが実売9万円。破格に安いとは言いませんが、モニター、レコーダー、PCMレコーダーを別々に買うことを考えると大変お買い得だと思います。

最後に。

プロダクションからお借りすることができるため、私はまだ購入に至っていませんが、買うときは7インチタイプにするつもりです。

理由は5インチのモニターをすでに持っているので機材がかぶってしまうというのがありますが、SDカードが2スロット入るのも大きいです。メディアが高いので、長時間の撮影では、64GBを2~3枚用意し、データがいっぱいになったカードは抜いて、その場でPCにコピーする方法をとるつもりです。

ISOデータ(DVDイメージ)の作成方法3

つづいてISOデータの作成ですが、ADOBE Encore CS6を使用します。

このソフトですが、Premire Pro CS6に付属しています。

ADOBE Creative Cloudを購入していれば、過去のバージョンもダウンロードできるので、まず、Premire Pro CS6をインストールしてください。するとEncore CS6も自動的にインストールされます。

まずEncore CS6を開きます。無題 7

左上のタグ「ファイル」→「読み込み」→「タイムライン」と進み、前回作成したフデータ(映像と音声の両方)を選択無題 8c

Encore CS6のタイムラインに選択したデータが反映されます。

ここからメニューを作成するなどの作業ができますが、今回はパス。デッキに入れれば自動的に再生するシンプルなDVDにします。

無題 9b

「ファイル」→「ビルド」→「イメージ」と進みます。

無題 10b

あとは、保存先を指定して、「ビルド」をクリックします。これで完成です。

注意メッセージがでますが、基本的には無視して大丈夫です。もちろん納品前には一度ディスクに焼いて、きちんと再生できるかチェックはしましょう。

ISOデータ(DVDイメージ)の作成方法2

ではISOデータの作成方法を具体的に説明します。

ADOBE Premire Pro CCのプロジェクトの左上のタグ「ファイル」→「書き出し」→「メディア」と選択します。

無題 3

これで、「書き出し設定」の画面が開きます。

前回の記事でMedia Encoder を使用すると書きましたが、Premire Proから開いた場合には、Media Encoderという表記はないようです。

無題 4

「書き出し設定」(右側)ですが、

形式:MPEG2-DVD

プリセット:今回はNTSC DV WIDE  Progressive ※以下の設定を変更したため表記は「カスタム」に変わる

出力名:  ※名称とともに保存先の選択をします

※90分以下の作品ならば最高画質に設定します

基本ビデオ設定 品質:100

ビデオレート設定

ビットレートエンコーディング:CBR

ビットレート:9

「最高レンダリング品質を適用」にチェック

あと忘れてはいけないのが「ソースのスケーリング」です。

上のキャプチャ画像、よく見ると画像表示されたウィンドウの左右に黒みがあります。これはFull HDとDV WIDEでは比率が少し違うために生じるものです。

無題 5

左上の「ソースのスケーリング」で「出力サイズ全体にストレッチ」を選択すると左右の黒みはなくなります。

さて、ここまでできたら、右下の「書き出し」を押して処理をしましょう。

次回は、いよいよISOデータの作成です。

ISOデータ(DVDイメージ)の作成方法

前回、DVDデータをオンライン納品する際、ISOファイルが便利という記事を書きましたが、今回はそのISOファイルの作成方法です。

方法には、変換ソフト(有償、無償、様々あります)を使用して一発で変換という方法もありますが、私はAdobe Creative Cloudを購入しているので、ここで提供されているソフトウェアを使って作業しています。少し手間ですが、画質など含め満足のいくものに仕上がるので、検証の結果、この方法を使用しています。

まず、はじめに大まかな流れを紹介します。

1、Adobe Premiere Pro CCで編集

2、Adobe Media Encoder CCを起動し、Mpeg2データに変換

3、Adobe Encore CS6でISOファイルを作成

面倒そうと感じた人はここで離脱してしまってください。具体的な方法については次回、記事にさせていただきます。

 

DVDデータをオンラインで納品

一昔前は試写や納品のため、クライアント先まで足を運んでいましたが、ネット環境がよくなり試写も納品もオンラインでというのが当たり前になりました。

しかし、たまにあるのが、DVDでの納品。時間があれば郵送するのですが、クライアントもオンライン納品になれているので同様のスピード感を求めてきます。

DVやmpeg2などのデータを送って、変換して焼いてもらえればいいのですが、相手にアプリケーションがなかったり、手間だったりで、嫌がられます。

そこで、私はISOファイル(DVDイメージファイル)を作成し、送るようにしています。

MAC(osX El Captian以降)の場合

1、DVDをいれる

2、ISOファイルを右クリック

3、「ディスクイメージ××××をディスクに書き込む」を選択

この3ステップでDVDが焼けるので、クライアントの負担にもならず、足を運ぶ手間も省けます。おすすめです。

ISOファイルの作成方法については次回、記事にさせていただきます。

ニコン派?キャノン派?

キャノン ニコン

「動画なのにニコンなんですね」とよく言われます。

写真ではニコン派、キャノン派などと言いますが、動画では圧倒的にキャノンが優勢です。

理由はおそらく現在の一眼動画ブームを作ったカメラがキャノンの5DMarkⅡだからです。

ニコンで、本格的に動画撮影できるカメラはD800。

ですので、これ以前に購入した方は選択の余地なくキャノンを購入することになります。

レンズの回転方向が、業務用ビデオカメラとキャノンが同じ、ニコンが逆というのも大きいかもしれません。

私も、どっちに回せば広角なのか、望遠なのか、混乱することが多々あります。

画質はビットレートがキャノンの方が大きく高画質と言われます。

ただ、撮影した素材の見た目はあまり変わらないので、ニコンは低いビットレートで上手に圧縮していると言えるとも思います。

さて、私がニコンを選んだ理由ですが、購入当時、検討したのが、ニコンのD600とキャノンEOS 6Dでした。

発売時期と価格はほぼ同じ。軽量、コンパクトでありながらフルサイズというコンセプトも同じ。

なぜ、申し合わせたように似たカメラを発売したのか不思議に感じたものです。

結果からいうと、D600を購入したわけで、どこに優れた点があったのか、並べていきたいと思います。

1、ニコンの方がレンズの種類が豊富。

ニコンは長い年月マウントが変わっていません。そのため、古いレンズも豊富にあります。中古でそろえることができるというのも魅力でした。単焦点のマニュアルレンズは優秀で、キャノンのユーザーもアダプターを使って使用しているほどです。

2、APSC専用のレンズが使える

D600、6Dともに、フルサイズのカメラです。APSC専用のレンズは使えないのが通常です。ところがD600はワンアクションの切り替えをするだけでAPSC(ニコンはDXという)のレンズが使えるのです。実はD600以前も写真用にニコンの一眼レフカメラを使用しており、このレンズ資産が生かせるというもくろみもありました。

3、拡大(トリミング)ができる。

2のAPSCレンズを使うということは実際にはありませんでしたが、この機能が別の意味で役に立ちました。私がもっている望遠レンズは200ミリまでなのですが、この切り替えをつかうと5倍の300ミリレンズとして使えます。これがかなり便利です。

4、イヤホンジャックがある。

動画を撮るということは音声も録音するということです。音声がちゃんと録れているか確認したいのは当然です。なのに6Dにはついていない。むしろなんでという感じでした。

5、フラッシュがある。

動画では使いませんが、ちょっと写真を撮りたいとき、フラッシュがあると便利です。

6、モニター出力ができる。

6DはHDMIケーブルをつなぎ、モニターに出力すると、カメラの液晶画面は消えてしまいます。ニコンは消えません。ですので、カメラマンは液晶画面、モニターをディレクターといった体制で撮影に臨めます。

こんな理由から、私はニコンを選びましたが、1つだけ後悔したのは、ニコンを使うカメラマンが少なく、レンズやバッテリーの貸し借りができない。2カメ撮影のときに、ニコンユーザーが少なく、カメラが混在することになるといったことがあります。

そのため、私はすぐにニコン2台目のD800を購入しています。

ちなみに、私は4K撮影用にPanasonic G7というカメラも所有しています。こちらの記事もいずれは書きますが、なかなか便利なカメラです。

メーカー云々よりも、そのカメラをどう使い切るかの方が重要かなと私は思います。

ブログ再開

気づけば半年以上、ブログを更新していませんでした。

年末、年度末が繁忙期だったこともありますが、それも大分過ぎており、筆無精を反省するばかりです。

この間もいろいろな撮影を体験しましたし、新しい機材も増えました。

ネタは十分蓄えてありますので、これからはこまめに更新させていただきます。

よろしくお願いします。

 

ADTECHNO 5インチモニター

前回に引き続き、セミナー撮影時の話です。

ステージのないフラットな会場で、講演者も座って話すということだったので、
参加者の頭が講演者にかぶらないように、三脚をめいっぱいあげて撮影しました。

マンフロットMPRO535は、171cmまで伸び、
その上に雲台とカメラがのるので、
ファインダーまでの高さは190cmぐらいになります。

img_1744

当然、見上げて撮影するのはつらい。

脚立を持ってくれば良かったのですが、電車移動のため用意していません。

あきらめかけたとき、カメラバックの隅に小型のモニターを詰めてきたことを思い出しました。

img_1745

ADTECHNO CL5585Hという5インチモニターで
数年前に購入したのですが、値段は3万円程度だったと思います。

クライアントに見せるには小さく、
もっと大きなものをと当初は後悔したのですが、
荷物にならず気軽に使えるので便利です。

おかげで、肩こりにならずにすみました。


ADTECHNO CL5585Hはすでに販売終了したようで、後継は55HAということです。当然、全体的にパワーアップしています。